アポロってほんとうに月に行ったの?

アポロってほんとうに月に行ったの?

月のことはウサギに任せましょう。
 1969年、米国が打ち上げたアポロ11号が、人類初の月面着陸に成功した。しかし、米国民の20%、5人に1人がアポロの月面着陸を信じていない。こんなデータを知った筆者は、月面着陸に関する資料を集め、アポロの月面着陸はウソだと唱える人間が多くいることを知った。こう来ると、見つけた資料をもとに「アポロは月に行ってない!」と、さも自分が発見したように本を書きそうである。実際、すでにその類の本は斬新でもなんでもなくなっちゃってるし。  しかし。筆者は資料を紹介しただけだった。「こんな資料があるんだけど、コレっておもしろくない?」と、ただ、見せた。本当かウソかを追求することなく、重要なのは「ウソ論」という存在のおもしろさだ、という考え方だったのである。そして最後まで、自分が月面着陸を信じているかどうかには触れずじまい。月面着陸の真偽を考えても、信じる信じないは自分にかかって来る。いくら自分が信じていても信じない人は信じないし、その逆も然り。ならば真実はウサギのみぞ知る…としてもいいんじゃないか、筆者はこう考えたわけだ。果たしてこれは無責任だろうか。いや少なくとも、ものごとを“おもしろがる”ことができる彼の頭の中は、月面着陸に負けないくらいの夢があるに違いない。(F)

 ◇ アポロってほんとうに月に行ったの? エム・ハーガ 朝日新聞社



TOMMY FEBRUARY6 + HAWAII

TOMMY FEBRUARY6 + HAWAII

ブリグリ川瀬智子によるソロユニット、Tommy february6。最近見ないと思ったら、なんとバカンス中だった・ 現地で撮影した美麗フォトに、本人によるイラストを交えたハワイレポート。相変わらず、オシャレでポップでマイペースです。(F)

 ◇ Tommy february6+HAWAII Tommy february6 扶桑社



京都においで (2004春・夏) (Leaf mook)

京都においで (2004春・夏) (Leaf mook)

京都の女性誌「月刊リーフ」編集による旅行ガイドブック。地元を地元人が案内するだけに、他のガイドブックが紹介する“穴場”より踏み込んだ“穴場”が満載だ。便利なイベントスケジュールなどを参考に、京都穴場探検としゃれ込んでみては?(F)

 ◇ 京都においで 2004 春夏 株式会社リーフ・パブリケーションズ



記述式 心の処方せん

記述式 心の処方せん

悩みはあるけど、お医者さんはちょっと…。そんな人のために考案されたカウンセリングブック。各テーマに沿った課題の回答欄に、自分で答えを「書く」という変わり種だ。可愛いイラストを楽しみながら、心理テスト感覚で読んでみるのがオススメ。(F)

 ◇ 記述式 心の処方せん 渡辺ミサ・小林昭文 二見書房



世界がはじまる朝

世界がはじまる朝

14歳の少女・ルビーは朝起きると、昨日のことをすべて忘れてしまうという病気を持つ。そんな彼女がある日、一人の少年に恋をした…。読後に思い浮かんだのは、よく晴れた秋空。タイトルだけ見ればポジティブ、でも中身はくっきりと、悲しい。(F)

 ◇ 世界がはじまる朝 黒田晶 河出書房新社



「本書は、様々な要素が混沌とした、どこかマーラーの第5交響曲の第3楽章を想わせるような内容ですが…」冒頭からワールド全開、『さんまのからくりTV』で異色キャラ爆発の加藤氏による著書。エッセイ、秘蔵写真、なぜか特製シールもついてます。(F)

 ◇ 加藤淳の本 加藤淳 河出書房新社



「ほしのこえ」を聴け (アニメ―ジュ叢書第2弾)

「ほしのこえ」を聴け (アニメ―ジュ叢書第2弾)

ほしのこえ」を聴け 大塚英志ほか 徳間書店
インターネットから火がつき、映画館で公開、DVDの売り上げは1万本以上。24分のデジタルアニメほしのこえ」は、CGクリエイターが自宅のパソコンで作ったものだった。たった一人で起こした映像革命の軌跡。読み終わって一言。見たいコレ!(F)

 ◇ 「ほしのこえ」を聴け 大塚英志ほか 徳間書店



Oyaggi

Oyaggi

そう呼ばれることさえ嫌われてしまう存在「オヤジ」。でもその境界線は一体どこから? こんな疑問を様々な角度から研究した、いわば“オヤジチェックバイブル”。自分は関係ないと思った人、自覚がない人ほどオヤジの確率が高いそうで…。(F)

 ◇ Oyaggi おやむす。+プロジェクトO. 小学館



あしたのロボット

あしたのロボット

パラサイト・イヴ」の作者が放つSF短編集。近未来、ロボットは人間のパートナーとなりつつあったが、“ロボットは生物ではない、機械でもない”。人間とロボットという新しい関係の模索。そう、ふと気が付けば、私達は近未来に生きている。(F)

 ◇ あしたのロボット 瀬名秀明 文藝春秋