■
- 作者: 芳崎せいむ
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2003/04/03
- メディア: コミック
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
漫画好きが集まる古書店。あったらいいなぁ。
ずっと手放せない古い漫画。昔からのお気に入りの漫画。誰にでも思い入れの深い漫画、あるいは本などがある。そんな本の記憶を共有する人は、2人に深いつながりが無くても、思いを共有できるのだろうか。濃密な時間を共に過ごしたような、そんな思いを。 30年も昔の漫画「サイボーグ009」。父親の持っていたその漫画の登場人物ジョーに惹かれる女の子は、共感してくれる友達もいなく、生まれてくる時代がもっと早かったらなぁと嘆いている。そんなある日、ふと立ち寄った古本屋で他の客と「サイボーグ009」のイラスト集の取り合いになる。取り合ったのは同年代の男の子。初めて同じ漫画が好きな同年代の子と出会い、誰かと一緒に同じ本について語り合うことの幸せを知る。 金魚屋古書店という、古いながらも膨大な蔵書と良心的な応対や価格で知る人ぞ知る、という漫画専門の古書店を舞台に、毎回一話完結で“漫画”にまつわるエピソードが綴られる。しかし、全体を通して時間は流れていて、時には前に出てきた登場人物達が絡んで新しい話が出てくるのも楽しい。 彼らはひとつの漫画を通して、お互いを理解する時間を飛ばして分かり合う。それってなんかいい。ちょっと、前に好きだった漫画を読み返したくなるような、そんな気持ちがした。(N)
- 作者: ヒロモト森一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/03
- メディア: コミック
- 購入: 1人
- この商品を含むブログ (1件) を見る
いつも支配的で指導者的な死郎と、いつも欲しいものを彼に取られてしまう左京の二人は、戦国の昔に人魚の血を浴び不老不死となった。死なない二人の永遠の戦い。死郎と左京の猛り、そして怒りを含んだ狂った勢いを感じたい作品だ。(N)
- 作者: 高瀬理恵
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/08
- メディア: コミック
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
江戸時代に実在した罪人の斬首を生業とする武士・山田浅右衛門またの名を首斬り浅右衛門と言う彼を中心とした一話読み切りのドラマ。江戸中期頃の侍世界を舞台に、刀にまつわる話や試し切りにまつわる話などが繰り広げられる。(N)
◇ 首斬り門人帳 高瀬理恵 小学館
オブリガード―Manga works anthology (Ohta comics)
- 作者: 加藤伸吉
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2003/03
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
ふっと引き込まれるカラーマンガを皮切りに、いろんな場所を舞台にしたストーリーマンガが9本収録されている短編集。オブリガード=ありがとうと名付けられてあるせいか、暗い展開の中でもラストはどこか明るく、前向きさを感じられる。(N)
- 作者: 諸星大二郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/03/18
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
鳥をモチーフにした短編集。鳥をしらない地下世界に持ち込まれたカラスをめぐる話や、中国の故事に基づいたストーリーを鳥たちが演じる話、日本の古代の歴史に出てくる鳥の話など様々なジャンルにわたる鳥にまつわるストーリーが楽しめる。(N)
- 作者: 福島聡
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2003/03/01
- メディア: コミック
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
デビュー時から最近の作品まで短編6作収録。自分の世界に閉じこもる優等生が普段と違うことして起きた変化を皆に説明できない交渉能力の弱さから誤解を生み、混乱になってしまう一本目の「箱庭王子」をはじめ、丹念な心の描写が楽しめる。(N)
- 作者: 細野不二彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/03/28
- メディア: コミック
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
消費者金融の月影ファイナンスにつとめるダメ営業社員、春井。だが、その裏の顔は月影ファイナンスのオーナーであり奇術師なのだ。金がらみのトラブルや依頼、人とのいざこざなどあらゆる問題を、華麗なマジックと人脈とで解決していく。(N)
- 作者: 佐藤久文
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/03/19
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (5件) を見る
悲哀漂うサラリーマンの、無気力な高校生の、無邪気な小学生の日々が描かれる一話読み切りのストーリーマンガ。どこが、というわけではないが、なんかいい感じな様々な人の話が毎回4ページの中で小気味よいテンポで描き出されている。(N)
◇ それでいい。(1) 佐藤久文 集英社
- 作者: 岡田鯛,佐木飛朗斗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/03/17
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
高校生の九曜は対殺し屋用兵器として国に雇われた並はずれた感覚と運動能力を持つ殺し屋。ある日の任務で人間に敵対した生物、メタルフォスと出会うが、任務に反し助けてしまう。世界観も含め、全てはまだ謎。これからの展開に注目したい。(N)