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くらたま&ヨーコの恋愛道場~教えて!10人の達人たち~

これさえ読めば明日からモテモテ（嘘）。

世にあまた「モテ」るための秘策を明かした本はあるけれど、恋愛が人間対人間である以上は必勝法が無いのは当然のこと。読み物としての面白さはさておき、恋愛を語る本に本当に役立つものがどれだけあるかは怪しい。そしてこの本はまさにその「男女関係」について、著者と10人の男性が対談するという怪しさ大爆発の内容になっている。
　しかし『だめんず・うぉ〜か〜』で既にズッコケ恋愛の芸風を確立している作者がこ綺麗な対談など見せてくれるわけもない。対談のパートナーは今更モテ方や「男とは……」などという講釈なんて必要ない美人雀プロのヨーコ会長。対談相手の男性陣はターザン山本、江頭2：50といったクセのあるメンツ揃い。その結果、対談はほとんど男性やヨーコ会長から浴びせられる『モテるためのアドバイス』に対して著者が一貫して「好きな男にだけモテればいい」と叫び続けるという見事な結果となっている。好きな相手にだけモテるって、それはモテの定義を根本から間違っている。
　どの対談も筆者の恋愛に対する後ろ向きなアグレッシヴさ加減がにじみ出て楽しめるが、特にやりとりが『押し売りとそれに流されそうになる女性』に見えてくる程かみ合わないドクター中松との対論は抱腹絶倒だ。（M）

　◇　くらたま＆ヨーコの恋愛道場　倉田真由美　渡辺洋香　白夜書房

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ファンタジー、おじさんをつつむ。 (ビームコミックス)

見たこともないエレベーター、パソコンの仕事を助けてくれるデスクトップのヒーローなど、不思議はある日突然おじさんたちの前に現れる。オフィスのすき間に存在するファンタジーは、しりあがり寿風味だと切なくてちょっと不気味。（M）

　◇　ファンタジー、おじさんをつつむ。　しりあがり寿　エンターブレイン

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ハロハラ (IKKI COMICS)

ポップでキッチュ、クールでキュート、それが原宿トレンド最速地域。そんな原宿で実家の田中クリーニング店を手伝うテツオが、モーニング娘の幻想と姉のアイ（30歳）のわがままと流行に踊らされる様を描いた暴走オシャレ漫画。（M）

　◇　ハロハラ　しおざき忍　小学館

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でろでろ(1) (KCデラックス ヤングマガジン)

夜の廃病院に閉じ込められた不良たちとバカップル＋その友人。怯える彼女に彼氏は力強く言った「僕らは大丈夫、こういう状況では不良が先にやられる！」（「ホラー法則」）。怪現象を力強くギャグにしてあるので、怖がりさんも安心。（M）

　◇　でろでろ(1)　押切蓮介　講談社

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新・花のあすか組! 1 (Feelコミックス)

映画化もされた人気コミックに新シリーズが登場。一匹狼の中学生・九楽あすかが組織化された中学の裏番連合と渡り合う。登場人物や人間関係、組織の地位などを理解しておくためには、前作を読破してからの挑戦がおすすめ。（M）

　◇　新・花のあすか組(1)　高口里純　祥伝社

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自動車部品メーカー電子営業物語 (アクションコミックス)

新社長を迎え、工場閉鎖や部品購入費削減などの大幅な「サバイバルプラン」を発表した大手自動車メーカー「ニッセン」と、そのあおりを食らった「系列」部品メーカーの営業担当が繰り広げる丁々発止を軽妙に描くサラリーマン漫画。（M）

　◇　自動車部品メーカー電子営業物語　江上鴻基　双葉社

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男ロワイヤル (F×COMICS)

マイペースな姉やご近所に振り回されながらも、黙って彼女らの面倒を見てやる野木さんら女性が主人公の短編集「女ロワイヤル」と、作者が色んなものに挑む「男ロワイヤル」の豪華２章立て。おとぼけだがどの作品も読後感が温かい。（M）

　◇　男ロワイヤル　小田扉　太田出版

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S60チルドレン 1 (イブニングKC)

「子どもの頃は良かった」と大人は言うけれど、子どものときは何を考えて生きていただろう？　中学生にカツアゲされたり、同じクラスの女子とおままごとのように付き合ってみたり。昭和60年代の小学生の日常を小学生の目で描きだす。（M）

　◇　S60（ショウワシックスティ）チルドレン(1)　川畑聡一郎　講談社

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Dr.モードリッド (バーズコミックススペシャル)

19世紀アメリカ。ミシシッピィ川支流で頭部が黄金化した水死者が発見され、真相解明を要請されたドクター・モードリッドは調査隊と共に上流へと赴く（FILE1.GOLD）。怪事件を知識と仕込みからくりで解決する男の活躍を描く短編集。（M）

　◇　Dr.モードリッド　外薗昌也　幻冬社